記念すべき第1回投稿は、車ネタとなる。
5月31日(火)から6月1日(水)にかけて、この夏に行われる1年生理数科の宿泊研修の下見に行くことになった。中間試験期間中に空き日を2日作ってもらって、年休取って自腹で行った(^^;
どうせ行くなら、なんか楽しみがないといかんよねぇと思っていたところ、ふと三菱がアウトランダーPHEVの1泊2日モニターキャンペーンというのをやっていることを思い出し、早速担当に聞いてみた。ちょうど空いているということで、予約。火曜日が営業所が休みなので、月曜の夜から借り受けた。
借りた車はG Navi Packageというグレード。純正Naviが着いている上から2番目のグレードになる。とにかくいろいろ着いている(^^; 何が着いているかは、メーカーサイトをご覧頂くことにして、今回特筆すべき装備はレーダークルーズコントロールシステムになるか。
この車について、すでに出てからずいぶん経つので今更感もあるが、改めて紹介させてもらおう。
日本では初となるシリーズ型のハイブリッド車。ガソリンエンジンは着いてはいるけど、これは発電機を回すためで、直接車輪を回すのはモーター。バッテリーが十分充電されているときは、発電機を回すことなく走ることが出来るので、ガソリン消費量が減らせるというもの。エンジン走行の補助でモータ駆動させるトヨタやホンダのハイブリッドとは、根本的に設計思想が違う。でも、あくまでもガソリンを燃料に走る車である事は変わりない。ここ重要(^^;
さてルートである。自宅~相模原IC~圏央道~鶴ヶ島JCT~関越道~高崎JCT~伊勢崎IC~足尾でパート1。すでに狭山PAでバッテリーは底をついた。カタログによると満充電でバッテリーだけで走れる距離はおよそ60km。日産リーフや三菱iMievのようなわけにはいかない。早速狭山PAで充電。高速PAの充電器は高速充電対応ものものがほとんど。使用時間は30分までというところが多いようだ。30分充電して、バッテリーメーターはおよそ半分まで回復した。ここに至るまでにレーダークルーズコントロールシステムを使ってみたんだけど、前の車がとろくなると、設定速度が何km/hであれ、車間を保つように速度をコントロールしてくる。追い越し車線に車線変更して前が開けると、設定速度まであっという間に加速していく(゚д゚)
狭山PAで半分まで詰めたバッテリーではあるが、北関東道に入る前には、またバッテリーは空(クルーズコントロールの設定速度は90km/hなんだが・・)。今度は草木湖畔にある道の駅富弘美術館にある充電スポットでまた充電。ここは美術館の受付でアンケートに答えると、無料で充電できる。満充電まで1時間とか出てきたので、時間がもったいないから、半分位入ったところで中止して、足尾に向かう。
足尾の環境学習センターを写真に収め、次なる目的地、尾瀬へ。ルートは足尾からR122~R120(いろは坂ね)で中禅寺湖に上がり、日本ロマンチック街道を抜けて群馬県片品村へと抜ける。草木湖で充電したものもいろは坂の手前で空。いろは坂はエンジンによる発電全開で登っていく。
エンジンと違って、どの回転数でもトルクの変動が少ないモーター。どんな速度域からもアクセル踏めば即レス。ぐいぐいと1.8tオーバーのボディを引っ張っていく。
戦場ヶ原を越え、県境のトンネルを抜けると、そこからは下りになる。この車変速機など着いていないはずなのに、パドルシフトレバーのようなものが着いている。回生ブレーキの回生レベルを調節するもので、0~5の6段階で、0が回生ブレーキ無効。数値が大きくなるほど回生レベルが上がり、エンジンブレーキのようなアクセルオフによる減速が大きくなっていく。下りでは、アクセルは一切踏まず、0で重力で加速してもらって、コーナー手前で回生レベルを上げて適度に減速し、車が出口を向いたらまた0に戻すという走り方をしたら、ずいぶんとバッテリーにチャージできた。
この車、アクティブヨーコントロール、アクティブスタビリティコントロールが着いていて、まぁよく曲がる(゚д゚) 実用速度域ではどんなラフな操作をしても、コーナー入り口ですっと鼻先はハンドル切った方向に切れ込んでいくし、立ち上がりで前が外に逃げていくこともない。当然リアが出ることもない。こういうのをオンザレールって言うのかな。
尾瀬はマイカー規制が敷かれて、鳩待峠には近づけなかったのでそのままスルー。沼田ICから再び関越に乗り前橋ICで降りて、安中抜けて磯部温泉にある舌切り雀のお宿と言うところで1泊。ここに生徒も泊まるんだけど、贅沢すぎないか(^^;
このホテルにも充電スポットがあったけど、ここのは通常充電タイプ。1時間充電しても1/4くらいしか充電できない。宿についてすぐに充電したけども、結果を見て、翌朝もう1回充電。
この日は群馬自然史博物館、富岡製糸場を回って帰宅。トータル570kmくらい。給油したら27リットル入った。満タン法でいくと燃費はリッター21.1kmくらいか。
結論から言うと、非常によく出来た車で、特筆すべきは車内の静かさ。以前所有していたセルシオよりも静かなくらい。エンジンがかかったのも気がつかないくらい、エンジン音も遮断されている。音楽が非常に良く聞こえた。今メインで使っている「あの(^^;」ekワゴンと比較するのはそもそも間違い。
で、冒頭にも書いたけど、この車はガソリンを燃料に走るハイブリッド自動車であり、電気自動車ではないので、なるべくエンジンを動作させずに乗ろうと思うと、かなりこまめに充電しないといけなくて、なんか疲れるだけだ(^^; バッテリーが空になっても、その日の終わりに充電するという乗り方が正解だろう。
別の見方をする。この車には家庭用コンセント(最大1500Wまで)が着いている。災害時に、エンジン発電機の代わりにもなるということ。1500Wあれば、ご飯も炊けるだろうし、停電が復活するまでの間、冷蔵庫に給電することも可能だろう。
担当の○○さん いい条件出してくれたら、買っちゃうかもよ
6月2日追記
純正Navi装着者は、センターアームレストを開けると、そこにUSBの差し口があり、そこにiPodを繫ぐと、いとも簡単にナビ画面でコントロールできる状態になる。便利な時代になったもんだ(^^;
13年間に買ったDionはiPadからBluetoothで飛ばした物をFM電波に変えて車のオーディオから鳴らすという、なんとも複雑怪奇な方法をとっている・・・・