EV化推進が叫ばれるようになって久しいけども、本当にBEVって環境にいいの?って話は置いといて(^^; 電気を使ってモーターで走るいわゆるEV(BEVだったり、PHEVだったり、FCEVだったり)のバッテリー満充電で走行距離を伸ばすにはどうしたらいいかと、アウトランダーPHEV(GG3W)(以下ランちゃん)歴5年、ekクロスEV(以下ケイちゃん)歴半年のおいらにとっては、割と切実な問題だったりする。そこで、これまで様々試した中での最適解を探ってみようと思う。
おさらい
ランちゃん
満充電での走行可能距離 カタログ値 65㎞
ケイちゃん
満充電での走行可能距離 カタログ値 180㎞
両車ともドライブコンピューターによる残り走行可能距離表示がある。おそらくこれは、過去の運転状況や電装品の利用状況になどを勘案しての推定値であろう。エアコンを多用する夏には短い距離しか表示されない。暖房も電力であるケイちゃんは、この冬どういう値を示してくれるのか(^^; 夏場、ランちゃんは家庭用200Vコンセントから満充電にして、残り走行可能距離が30㎞台後半、ケイちゃんは130㎞台前半。


結論から言えば、ECOモードで回生ブレーキなしの状態で惰力走行を積極的に使い(ランちゃんはパドルシフトを使ってB0ポジション、ケイちゃんはそのままDポジション)、止まるときだけ回生ブレーキを使い、なるべくフットブレーキは使わない(ランちゃんはシフトレバーを2回後ろに倒す。ケイちゃんはBポジションにする)。常時回生ブレーキが有効な状態だと、エンジン車で言うところのハイギヤポジションでのアクセルオフによる空走距離が稼げない。アクセルを踏んで推進力を付けてやらないと、いわゆる前方赤信号、距離にして200mくらいをアクセルオフのまま進むことができない。これ、回生ブレーキによる発電よりもアクセルオンによる消費の方が多いので、空走による消費0に負けてしまう。2t近いランちゃんは結構惰力走行の距離は伸びる。


この走り方をするようになってからランちゃんの満充電時残り走行可能距離が40㎞台を示すようになり、ケイちゃんは120㎞走って残り走行可能距離が50㎞以上とかになっている。
回生ブレーキが有りか無しかしか選べないケイちゃんは切り替え時のショックが大きい。その点回生レベルが5段階と細かい制御のランちゃんはスムーズだ。
この走り方は、アクセルオフによる減速がないので、前の車両との車間距離を多めに取っておかないといけない。割と手足フル稼働なんで、誰にでもお勧めできる方法でもない。