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TOUCHIE ターミネーターを語る

ターミネーター ダークフェイト(なぜか放題はニューフェイト)のブルーレイが手元に届いた。オンライン配信もすでに始まっており、もうネタバレとか気にしなくてもいいかなと思い、ブログのネタにしてみよう。
(ネタバレ読みたくないと言う人は見ないで下さい)

今更感もあるけれど、おさらいしてみよう。

ターミネーター

アマゾンより

1984年(日本では1985年)公開のシリーズの最初の作品。
B級SF映画と言っていいのかな。最初はSFかどうかもわからず、死なない暗殺者がサラ・コナーという名前の女性を次々と殺していくサスペンス映画かいなと(^^; かなりはまりましたσ(^^; 最終的にサラを守るために未来から送られてきたカイル・リースが命を賭してサラを守り、またジョンの種を仕込んで(^^;この作品は終わります。多分制作側は続編作りたいんだろうなぁというエンディング。

ターミネーター2

アマゾンより

1991年公開のシリーズ2作目。
ジョン・コナーが生まれた後の世界。この時代にもジョン・コナー殺害のための新型ターミネーターT-1000が送り込まれます。未来のジョンによってプログラムを書き換えられて、ジョンを守るためにやってきた旧型T-800とジョンの心の交流??を軸に、最終的にはCYBERDYNE社を破壊して、スカイネットの誕生を阻止したってことで終わってる。溶鉱炉に自ら沈んでいくT-800・・・泣けたわ

ターミネーター3

アマゾンより

2003年公開のシリーズ3作目
ジョンを殺すために送り込まれたターミネーターは1991年だけでなく、もう少し未来にも送られていた。当初の審判の日1997/8/29は無事に通過し、その後サラ・コナーが死に、存在を隠すように生きてきたジョン・コナー。今回の敵はT-X。T-800のような金属製の骨格を持ち、それをT-1000のような液体金属で覆ったもの。さらには、機械を遠隔操作できるという特殊能力も持つ。最初からこいつ送っておけばよかったじゃんって突っ込みはなし(^^; スカイネットの誕生は不可避で(^^;、単に遅れただけ。未来でジョンは死んだことになっていて、その奥さん(ケイト・ブリュースター)が改良型T-850を送り込み、審判の日からジョンとケイトを守り生き残らせる任務を担った。ジョンとケイトを生き残らせるという任務は果たしたが、スカイネットは誕生し、審判の日も起こってしまった。ちゃんちゃん(^^; この作品から、監督がかわっている。

ターミネーター4

アマゾンより

2009年公開のシリーズ4作目
今回は審判の日の後のお話。あまり話の内容が頭に残ってないんだけど(^^;、最終的、T-800に心臓を射貫かれたジョン・コナーをサイボーグとなったマーカス・ライトが自分の心臓を提供して、ジョンが生き残るという荒唐無稽なお話(^^; 興行収入が振るわず、制作会社も倒産という悲惨な作品(^^;

ターミネーター ジェネシス

アマゾンより

2015年公開のシリーズ5作目といっていいのかな?(^^;
過去が大幅に変わってます。サラは幼少時に両親を殺されT-800に守り育てられていたので、カイル・リースが来たときにはやたらと強い女戦士になってます。このとき初めてT-800が年老いることがわかりました(^^; 未来ではジョンがスカイネットにやられ、敵に変身して現代にやってきます。未来のスカイネット、T-1000などは彼の知識で作られるという。最終的にジョンはやっつけられ、スカイネットも破壊されて、T-800は液体金属と融合してバージョンアップするという落ち。3,4とのつながりもあまりなく、やり直し感が強いですね。その後のカイルとサラはどうなったのか、T-800はどうなったのかが気になったりもしますが、コレの続編はいまだに出てませんね。

ターミネーター ダークフェイト

この作品からまたジェームズ・キャメロンが正式に制作側に復帰して、大々的にT2の正統的な続編とキャンペーンを張っていました。
冒頭、おそらくT2の終わりからちょっと未来、ジョンとサラがビーチでくつろいでいるところからはじまり、あっさりとジョンは何体も送り込まれていたうちの1体のT-800に殺されてしまいます。T2でスカイネットの誕生を阻止したんですが、送り込まれたT-800は当初の命令通りジョンの暗殺をこなしました。この時点でT-800はこの先の命令はインプットされていないのでしょうから、T3での彼の言葉を借りるならば、存在する意味が無くなるわけです。が、T-800は人として生きていくことを選択します。T2でジョンの教育によりだんだん人間くさくなっていったT-800ですから何10年も人として暮らしていけば人っぽくなるのかもしれませんね(^^;
スカイネットがなくなった未来は、今度はリージョンと呼ばれるAIが人類とドンパチやってるらしい(^^; ジョンの代わりに人類を率いているのがダニエラ。彼女を殺すためにRev-9と呼ばれる新型ターミネーターが送り込まれ、彼女を守るためにグレースという強化人間が送り込まれる。細かいことは省くけど、グレースとT-800(カールと呼ばれてる(^^;)でRev-9をやっつけるという内容。リージョンがどこでどう誕生するのかは一切触れられていないので、また続きが出るのかな?

今までターミネーターシリーズは良くも悪くもジョン・コナーという存在に縛られていたのが、この作品で、ジョンと決別したんだよね。これに失望を感じる人もいるようだけど、おいらは良くやったなと拍手を送りたい。でもまぁ、これで仮にリージョンを近いうちに倒せても、また違うAIが出てきて人を滅ぼそうとする未来が待っているっていう無限ループになりそうな気が(^^;

おかわりして見て気がついた点をいくつか。
リージョンが作ったRev-9はスカイネットが作ったTシリーズに比べて、遙かに人間臭い。冗談は言うし、表情は豊かだ。鉄面皮のTシリーズとの大きな違い。
サラ・コナーがグレースに会ったとき「初めて見るタイプね」と言っていた。だがサラはここに至るまで何体ものターミネーターをターミネートしてきたのだから、スカイネットは相当多くのターミネーターをジョン抹殺のために、いろんな時代に送り込んでいたんだろうことが想像出来る。ジョンを殺したカールはそのままその時間軸を生きている(^o^;のでまぁいいんだけど、未来からスカイネットにより送られてきたターミネーターたちは、ジョンのいない時間軸に落ちてくるのだろうか?(゚д゚) タイムトラベル物はこういうパラドックスをどう説明するかによって引き込まれたり、冷めちゃったり